中小企業が人手不足等の経営課題を解決するうえでは、クラウド・ビッグデータ・AI・ロボットといったデジタル技術の活用(デジタル化)が欠かせません。
しかし、デジタル化といっても何から手をつけたらよいか分からず、困っている経営者も多いのではないでしょうか。
こうした悩みを解決し、企業のデジタル化を支援するため、中小企業庁はウェブサイト「みらデジ」を立ち上げました。
「みらデジ」とは
「みらデジ」とは企業のデジタル化を支援するために中小企業庁が立ち上げたウェブサイトで、デジタル化の診断ツールや成功事例等を公開しています。
サービスが無料で利用できる!
「みらデジ」の各サービスは無料で利用できます。
特に診断ツールである「みらデジ経営チェック」は、5分程度で自社のデジタル化における課題等を確認でき、そのうえで適切な解決方法を提示してくれます。
以下のチラシも併せてご覧ください。
https://www.miradigi.go.jp/page-common/pdf/support-business-person.pdf
「みらデジ経営チェック」でできること
「みらデジ経営チェック」を使って出来ることは以下のとおりです。
①自社のデジタル化の状況が分かる
「みらデジ経営チェック」では、簡単な質問に回答するだけで、デジタル化に向けた自社の状況を把握し、業界平均と比較することが可能です。
また、デジタル化に役立つ補助金や支援施策、おすすめのITツールなども提示されるため、実用的なアドバイスが得られる点も有益です。
具体的には以下の項目に沿って、グラフや文章で分かりやすくチェック結果を見ることができます。
- 夢・ビジョン
- 経営課題
- 業界で使っているIT・デジタルサービス
- デジタル化実態把握・理解(業界平均との比較)
- 最適な解決方法
- あなたにおすすめの情報(補助金や支援施策、ITツール等)
②無料アドバイスが受けられる
「みらデジ」のオンライン相談窓口に連絡することで、「みらデジ経営チェック」の診断結果をもとにデジタル化の取り組みに向けたアドバイスや、支援施策・ITツールの説明を無料で受けることができます。
「みらデジ」を活用した経営課題解決
「みらデジ」を活用して、経営課題の解決に取り組む際の一例をご紹介します。
Step1. 「みらデジ経営チェック」に回答
「みらデジ経営チェック」に回答して、現状の課題やアドバイス、利用可能な補助金などを確認します。
Step2. 専門家へ経営相談
「みらデジ経営チェック」の結果をもとに、「みらデジ」の相談窓口を通じて、専門家に相談することができます。
Step3. 経営課題へ取り組む
Step2で相談した改善策に沿って、経営課題へ取り組みます。
「みらデジ」内の「みらデジ知恵袋」にはコラムや経営改善事例など、デジタル化に役立つ情報がありますので、ご活用ください。
また経営課題の解決に向けて、Step1で紹介された補助金(IT導入補助金等)の活用も有効です。
IT導入補助金の申請には「GビズID」が必要
IT導入補助金の申請を行うためには、事業者新規利用者登録時のgBizIDプライム連携が必要となります。
「GビズID」の発行は申込みから数週間かかるため、まだお持ちでない場合は、事前に用意しておきましょう。GビズIDについては以下のページで詳しく紹介しています。
まとめ
「みらデジ」はデジタル化における課題解決に役立つサイトです。
デジタル化に成功すれば、大きく生産性を向上させることができます。
ぜひ無料で使えるサービスですので、ご活用いただければと思います。