複利の効果

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皆さんは貯金したことありますか?

当然ありますよね?笑

手元のお財布の中にお金を残しておくだけではお金は増えませんが、銀行へお金を預けると、期間に応じて利息が付きます。とはいえ、今は超低金利時代なので、普通預金の金利が0.001%という、ほぼ利息が付かない状態になってしまってはいますが。

以前は金利が10%といった時代もありましたし、今も預金以外では金利がもっと高くなることもあります。

そこで改めて、「複利」について整理したいと思います。

そもそも「複利」とは何か、「複利効果」とは一体どのようなものなのか解説していきたいと思います。

複利とは何か

利息の計算方法には、単利と複利の2種類があります。

単利とは、利息を元本には組み入れず、元本部分に対してのみ利息がつくものです。元本部分は預けた当初の金額から増えることはありません。例えば「国債」「社債」などが該当します。単利で利率1%で30年間運用する商品に100万円預けたとすると、毎年100万円×1%である1万円が30年間もらえます。つまり30年で合計30万円の利息がもらえるわけです。

一方、複利とは、預金から得られた利息を元本に組み入れた上で利息が計算されます。これは利息が出るたびに元本が増えていくことを意味しています。例えば「普通預金」などが該当します。複利で利率1%で30年間運用する商品に100万円預けたとすると、1年後に受け取る利息は単利と同じ1万円ですが、その翌年には元本が101万円に増えるため、受け取る利息は10,100円となります。これが繰り返されることになり、30年で受け取る利息は合計約35万円となります。

複利効果

「複利効果」とは、運用で得た収益や利息を再び投資することで、利息が利息を生んでふくらんでいく効果のことをいいます。時間をかければかけるほど、お金自身が働いて稼ぐ金額が増えていくわけです。上の例でいえば、単利と複利で約5万円の差が生まれています。

20世紀最大の物理学者とも言われるアインシュタインが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と評した「複利」の力を上手に活用して、お金を増やしていきましょう。

72の法則

一般に今あるお金が倍になるのに何年かかるかを示すのに、72の法則があることが知られています。

計算式は、

72 ÷ 金利(年利・%)元本が2倍になる期間(年)

となります。

たとえば年利3%なら72÷3=24年、4%なら72÷4=18年です。

逆に特定の年数で倍にするには年利がどれくらい必要かということも計算できます。

72 ÷ 元本が2倍になる期間(年) 金利(年利・%)

これらの式で表される答えはあくまで近似値にはなってしまいますが、ざっくり理解する上で非常に有効ですので、覚えておきたいですね。

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